初回利用の流れ

設定選びからクラウドMacの初回ビルドまで

実行順に沿ってまとめたスタートガイドです。まずアカウント、SSH公開鍵、ツールのバージョンを準備し、専有物理マシン、ノード、利用期間を選びます。端末が届いたら、確認、接続、ビルドを行います。

すべてクラウドMacの物理ノード上で実行され、1つの注文につき専有物理マシンが割り当てられます。仮想マシンではありません。iOS/macOS開発、CI/CDキュー、macOS環境が必要な検証に適しています。

RUN SHEET / FIRST BUILD 実行可能
PREP
アクセス情報を準備 アカウント、SSH公開鍵、ツールのバージョン
01
SELECT
端末とノードを確認 2つの構成、5つの物理ノード
02
VERIFY
提供情報を確認 仕様、アドレス、ノード、利用期間
03
BUILD
初回ビルドを実行 Xcode、xcodebuild、fastlane
04
目標結果 接続に成功し、検証可能な最初の成果物を生成
注文前の準備

5つの入力情報を先にそろえる

これらの情報は構成、ノード、利用期間の判断に影響します。事前に確認しておくと、端末到着後の環境調整を短縮できます。

アカウント

通知を受け取れるコンソールアカウント

メールアドレスが利用可能で、コンソールに正常にログインして注文、ホスト情報、チケットを確認できることを確認します。端末の提供後に届く接続情報は、管理された環境だけに保存してください。

専用のSSH公開鍵

クラウドMac用に専用のキーペアを作成することをおすすめします。提出するのは公開鍵だけにし、秘密鍵はローカルの保護された端末に保管してください。メールやチケットで送信しないでください。

リージョン

チームと依存サービスの対象リージョン

開発者の所在地、コードリポジトリ、署名経路、成果物の保存場所を合わせて検討します。1回のpingで最小値だったノードだけを基準に選ばないでください。

期間

実際のタスクに必要な利用期間

緊急修正、短期検証、継続的な開発、四半期単位のパイプラインのどれかを明確にし、日、週、月、四半期から適切な期間を選びます。

バージョン

プロジェクトが必要とする開発ツールのバージョン

Xcodeのメジャーバージョン、対象SDK、最低デプロイメントバージョン、Rubyとfastlaneの依存関係、CI Runnerの実行方法を記録します。

構成の選択

並列度とメモリ使用量のピークで2つの構成を選ぶ

どちらもMac Mini M4の専有物理マシンです。まずタスクの種類を確認し、メモリとローカル作業セットを照合してください。短時間のタスクに不要な構成を確保する必要はありません。

軽量ビルドと短時間のタスク

DeployMini M4 16

M4-16-256
チップ
M4
メモリ
16GB
ストレージ
256GB SSD

単一プロジェクトのアーカイブ、緊急修正、証明書確認、軽量な自動テスト、大型シミュレーターや複数のビルドプロセスを同時に保持しないタスクに適しています。

  • 単一のxcodebuildビルドパイプライン
  • 短期のiOS/macOSプロジェクト検証
  • 小規模な依存キャッシュと作業ディレクトリ
並列タスクとより大きなメモリ要件

DeployMini M4 24

M4-24-512
チップ
M4
メモリ
24GB
ストレージ
512GB SSD

日常的な開発、並列ビルド、大規模な依存キャッシュ、継続的なCI Runner、利用可能なメモリ内でのモデル推論検証に適しています。

  • 複数のビルドまたはテストプロセスの並列実行
  • 大規模プロジェクトと継続的な依存キャッシュ
  • より大きなユニファイドメモリが必要な検証
すばやく判断

プロジェクトが16GBメモリで安定して単一ビルドを完了できるなら、DeployMini M4 16を優先します。ビルド、テスト、シミュレーター、推論を同時に実行する場合はDeployMini M4 24を選び、データ量に応じて追加ストレージを検討してください。

ノードの選択

5つのノードでサービス経路全体を比較

現在選択できるのはシンガポール、日本(東京)、韓国(ソウル)、香港、米国西部です。2つの構成はいずれも5ノードで注文できます。実際の提供状況はコンソールのリアルタイム表示に従います。

SG

シンガポール

チーム、コードリポジトリ、成果物サービスが主に東南アジアにあるワークフローに適しています。

2つの構成に対応
JP

日本(東京)

日本および周辺の東アジア経路をカバーする開発・ビルドタスクに適しています。

2つの構成に対応
KR

韓国(ソウル)

開発者、リポジトリ、納品先が韓国と北東アジアに集中するチームに適しています。

2つの構成に対応
HK

香港

華南と東南アジアのネットワーク経路を両立したいプロジェクトに適しています。

2つの構成に対応
US-W

米国西部

コード、成果物、最終サービス経路が主に北米西岸にあるプロジェクトに適しています。

2つの構成に対応
期間と決済

タスクの長さで期間を決めて注文へ進む

日単位は緊急修正や短期検証、週単位は集中開発やテスト、月単位は継続的な開発、四半期単位は安定したCI/CDやチーム運用に適しています。送信前にモデル、ノード、ストレージ拡張、利用期間を再確認してください。

日単位 短期修正、一度きりの検証
週単位 集中開発、リリーススプリント
月単位 継続的な開発、安定したビルド
四半期単位 長期パイプライン、チームタスク
支払いと精算

USDT-TRC20とVisa / Mastercard / Amex(Stripe経由)のみ対応しています。料金はすべて米ドル(USD)で決済され、利用可能なゲートウェイはコンソールの表示に従います。

端末の提供

ホスト情報を受け取ったら確認し、すぐにプロジェクトを取り込まない

コンソールで該当する注文を開き、提供内容を項目ごとに確認します。情報に相違がある場合は注文番号と個人情報を伏せたスクリーンショットを保存し、コンソールからチケットを送信してください。

DELIVERY CHECK / DEVICE 確認リスト
01 モデルとチップ

選択したDeployMini M4 16またはDeployMini M4 24であることを確認し、M4チップの情報を照合します。

02 メモリとストレージ

16GB / 256GB SSDまたは24GB / 512GB SSD、および注文時の追加ストレージを確認します。

03 物理ノード

シンガポール、日本(東京)、韓国(ソウル)、香港、米国西部のいずれかが注文内容と一致することを確認します。

04 接続アドレス

ホストアドレス、ユーザー名、フィンガープリントの確認情報を保存し、接続情報を公開リポジトリに置かないでください。

05 利用期間

開始時刻、利用期間、今後の予定を確認し、データの書き出しと整理に必要な時間を確保します。

確認完了

その後でプロジェクトデータを書き込む

まずSSH、DNS、基本ツールをテストしてからコードを取得します。接続、環境、プロジェクト自体の問題を切り分けやすくなります。

情報に相違がある場合

コンソールから注文チケットを送信

注文番号、ノード、発生時刻、期待する結果、機密情報を伏せた内容を添付します。パスワード、秘密鍵、完全な決済情報は送信しないでください。

初回接続

ホストのフィンガープリントを確認してからSSHセッションを開始

以下では、ドキュメント用に保持されたアドレスで接続手順を示します。実際のアドレス、ユーザー名、ホストのフィンガープリントはコンソールの提供情報に従い、サンプル値をそのまま使って接続しないでください。

接続ランブック SSH / HOST VERIFY / READY
鍵の権限
0600
接続先ポート
22
確認方法
提供されたフィンガープリントと照合
first-connect — ssh SECURE
$ chmod 600 ~/.ssh/deploymini_ed25519
$ ssh -i ~/.ssh/deploymini_ed25519 deploy@203.0.113.24
The authenticity of host '203.0.113.24' can't be established.
ED25519 key fingerprint is SHA256:EXAMPLE-FINGERPRINT.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes
Warning: Permanently added '203.0.113.24' to known hosts.
Last login: current session
deploymini-m4:~ deploy$ connection ready
初回ビルド

再現可能な4ステップで環境を確認

まず読み取り専用のチェックを実行し、その後プロジェクトの依存関係をインストールしてビルドします。各手順でバージョンと出力概要を保存すれば、CI導入時にもそのまま再利用できます。

  1. 01

    Xcodeとコマンドラインツールを確認

    実行 xcodebuild -versionxcode-select -pを実行し、プロジェクトが求めるXcodeのメジャーバージョンと現在のデベロッパーディレクトリを確認します。

    xcodebuild -version
    xcode-select -p
  2. 02

    利用可能なプロジェクト構成を確認

    プロジェクトディレクトリに移動したら、workspace、project、schemeを一覧表示し、ローカルのデフォルト値がリモートビルドスクリプトに誤って引き継がれないようにします。

    xcodebuild -list \
      -workspace Example.xcworkspace
  3. 03

    記録可能なビルドを1回実行

    workspace、scheme、configurationを明示し、ログと終了ステータスをタスクディレクトリに保存します。依存関係や署名段階の問題を特定しやすくなります。

    xcodebuild \
      -workspace Example.xcworkspace \
      -scheme Example \
      -configuration Release build
  4. 04

    fastlaneとCI環境変数を設定

    Rubyと依存関係のバージョンを固定し、まず対象laneを手動で実行します。その後、機密でないパラメーターを再利用可能な変数に整理します。鍵などの値は管理されたシークレット管理環境に保存してください。

    bundle install
    bundle exec fastlane build
完了条件 コマンドが正常終了し、ビルド成果物を特定でき、ログが機密情報を除いて保存されている
ビルドのトラブルシューティングガイドを見る
利用期間終了前

データ、認証情報、タスク、注文の4方向で整理する

専有物理マシンをプロジェクト唯一のデータ保存先にしないでください。移行と認証情報の無効化をタスク計画に組み込み、最後のログイン時まで先延ばしにしないようにします。

ビルド成果物を書き出す

アーカイブ、ログ、テスト結果、保持するキャッシュの一覧をコピーします。転送後にファイルサイズまたはハッシュを確認し、ローカルのコピーを読み取れることを確かめます。

必要なデータをバックアップ

プロジェクトの作業ディレクトリ、設定テンプレート、必要な記録をチームで管理する場所へ移行します。機密情報は暗号化してからバックアップしてください。

一時的な認証情報を無効化

一時的なSSH公開鍵、プロジェクトトークン、Runnerの登録情報、短期利用の環境変数を削除し、関連システムで認証情報が無効になったことを確認します。

今後の予定を確認

コンソールで現在の利用期間と今後の利用計画を確認します。継続的なビルドが必要な場合は、データ、ノード、構成が引き続きタスク要件に合っているか先に確認してください。

準備ができたら、最初のクラウドMacを始めましょう

2つの専有物理マシン構成から1つを選び、5つのノードからリージョンを決定し、日、週、月、四半期のいずれかで利用期間を確認します。